財団概要

設立趣旨

当財団は、若手芸術家の優れた創作活動に対して顕彰する「絹谷幸二芸術賞(産経新聞社主催)」を軸として、美術分野における具象的傾向の絵画創作を支援します。

また、画家 絹谷幸二作品の展示公開、資料・学術研究の提供、講演会、講習会を通じ、美術教育の向上並びに普及啓発活動を行い、我が国の芸術文化の発展に寄与することを目的として設立されました。


新代表理事就任のご挨拶

 2025年8月1日、公益財団法人絹谷幸二美術財団の初代代表理事・絹谷幸二が永眠いたしました。生前に皆さまから賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。

 2025年8月25日付で、私、絹谷宏美が当財団の代表理事に就任いたしましたことをご報告申し上げます。微力ではございますが、故人の遺志を受け継ぎ、誠心誠意努めて参る所存です。

 絹谷幸二は82年間の創作人生を、最後の瞬間まで情熱をもってキャンバスに向かい続けました。終戦末期、奈良の古都で生まれた一人の少年は、父母と生き別れ、孤独のなかで育ちました。やがて彼は世界へ眼差しを向ける画家となります。イタリアの光に目覚め、生命の讃歌を歌い、悲しみと向き合い、多くの土地や人びととの出会いを重ねました。

 その82年の旅路の底流には、常に「愛」が流れていました。晩年、絹谷はよく維摩経の「不二法門」について語っていました——相反する概念は別々のものではなく、一つのものの中であると。水と油、男と女、太陽と月、戦争と平和。一見異なるこれらのものも、別々のものではなく一つのものの中であると。彼の表現は、そうした世の中においても愛に託し、平和を問い続けてきたように思います。

 2026年4月19日、東京・渋谷区広尾に「KINUTANI Art Place Hiroo」を開設いたします。

 この小さなスペースでは、画家絹谷幸二の画業を通じて、ご来場いただく皆様一人一人の心のなかにある「創作する喜び」や「イメージする力」に呼応することを願っています。絵画造形イベントでは、イメージしたものを、自分らしく表現し伝えることで、楽しさや喜びを感じるひとときになることを願っております。

 当財団は、芸術賞や具象的絵画の普及活動を通して社会に貢献するという責務を果たしながら、絹谷が残した芸術への想いを次世代へとつなぐため、新たな歩みを進めて参ります。

 今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

公益財団法人絹谷幸二美術財団
代表理事 絹谷宏美


概要

法人名称公益財団法人絹谷幸二美術財団
所在地東京都世田谷区成城4丁目6番15号
設立日2022年4月1日
代表理事絹谷 宏美
理事大髙 保二郎
村上 仁志
監事梅澤 拓
評議員武藤 敏郎
島田 精一
絹谷 幸太
事務局長絹谷健二
アーカイヴ事業部 主任山腰亮介
定款公益財団法人絹谷幸二美術財団 定款(PDF/26KB)
貸借対照表令和4年度 貸借対照表(PDF/19KB)
令和5年度 貸借対照表(PDF/69KB)
令和6年度 貸借対照表(PDF/7KB)

活動紹介

顕彰事業

絹谷幸二芸術賞

絹谷幸二芸術賞は、洋画家で2021年に文化勲章を受章した絹谷幸二の思いからうまれた若手画家を支援する制度です。
次代をになう若手作家の活躍をサポートし、美術界のさらなる発展につながる活動を目指します。

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普及啓発活動

展示・公開

「KINUTANI Art Place Hiroo」は文化勲章受章画家・絹谷幸二の70年にわたる創作への情熱と、鮮烈な色彩や生命力あふれる作品をじっくり体感できる空間です。

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教育普及

当財団は「KINUTANI Art Place Hiroo」にて絵画造形教室・講演などの教育普及を行います。

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アーカイヴ

当財団は、美術分野における具象的傾向の絵画の理解と普及啓発を図るため、その基盤となる絹谷幸二のアーカイヴ構築事業を行っています。